御坊・田辺相続遺言相談センターの
相続手続きに関する相談事例
御坊の方より相続に関するご相談
calendar_month 2025年01月31日
父が亡くなり、相続が発生しました。どのような流れで手続きを進めればよいか、行政書士の先生にお尋ねします。(御坊)
はじめまして。私は御坊で暮らす50代女性です。この度、同居していた父が御坊の自宅で亡くなりました。突然のことではありましたが、なんとか家族で協力して葬儀を終えることができました。これらから相続についても考えなければなりません。
私にとって相続は初めてのことですので、相続手続きの流れがわからず困っています。行政書士の先生、相続手続きの進め方について教えていただけますか。(御坊)
相続手続きの全体像を流れに沿ってご説明いたします。ご不明な点があればお気軽に相続の専門家にお問い合わせください。
御坊・田辺相続遺言相談センターにお問い合わせいただきありがとうございます。
相続手続きを進めるにあたり、はじめに行うのが遺言書の確認です。
相続では原則として、亡くなった方(以下、被相続人)の遺言書に記された内容が優先されます。被相続人が遺言書を遺している場合には、その内容に従って相続手続きを進めることになりますので、まずは御坊のご自宅等に遺言書がないか探してみてください。
遺言書が遺されていない場合には、以下の流れで相続手続きを進めましょう。
1.戸籍を収集し、相続人を調査する
被相続人の出生から死亡まで連続したすべての戸籍を取得します。このすべての戸籍を集めることにより、誰が相続人になるのかを第三者に証明することができます。
その後の手続きでは相続人の戸籍謄本も必要となるので、併せて取り寄せておくとよいでしょう。
2.財産調査を行い、すべての相続財産を明らかにする
被相続人が生前に所有していたすべての財産を明らかにします。相続財産といえば現金や不動産をイメージしがちですが、借金や未払い金、ローンなどの負債も相続の対象となります。預金通帳や、持ち家の場合には固定資産税納税通知書、登記事項証明書など、財産状況がわかる書類を集め、相続財産目録という一覧にまとめましょう。
3.相続方法を決定する
相続方法についての意思決定をします。財産をすべて相続する「単純承認」の場合には特に手続き不要ですが、「相続放棄」や「限定承認」を選択するのであれば、ご自身のために相続が開始したことを知った日から3か月以内に家庭裁判所へ申述する必要があります。
4.遺産分割協議を行い、遺産分割協議書を作成する
相続財産をどのように分配するか、相続人同士で話し合います。この話し合いを遺産分割協議といい、相続人全員の参加が必須となっています。協議で決定した内容は、「遺産分割協議書」という書面にまとめ、相続人全員で署名捺印します。
5.相続した財産の名義変更を行う
不動産や有価証券など、相続した財産の種類に応じて名義変更の手続きを行います。その際、遺産分割協議書の提示が必要となりますので、忘れずにお持ちください。
以上が基本的な相続手続きの全体像ですが、ご家族のご状況によって必要となる手続きが異なってくるのが相続です。場合によっては家庭裁判所での手続きや、相続税申告が必要になることもあります。
御坊にお住まいで相続に関してご不明な点がある方は、御坊・田辺相続遺言相談センターの初回無料相談をぜひご活用ください。相続の専門家が、御坊の皆様のお話を丁寧に伺い、状況を整理したうえで、必要となる手続きについてわかりやすくご説明いたします。
また、相続手続きは専門家に依頼することもできますので、ご自身での手続きが不安だという方は相続を専門とする御坊・田辺相続遺言相談センターにお任せください。
御坊の皆様からのお問い合わせを、所員一同心よりお待ちしております。